僕の人生を変えたのは、たった一滴の液体だった。 それは後にこう呼ばれた。「ゴールデンドロップ」と――。 自殺をするために廃寺院に集まった大矢・アズ・十三の3人が出会ったのは、謎の男・レイジと大量の覚醒剤だった。 「どうせ死ぬつもりなら、運ぶのとか売るのとか手伝ってくんない?」レイジの一言から、4人の運命は動き始める。