第三王子ソル・トロワ・クラヴェルと婚約し、 ナーバナ王国の聖女として認知されたセレナ・オルレアン。 しかし、どこまでも優しいソルの中には セレナが「俺様ソル」と呼ぶ、傲岸不遜なもう一人のソルがいた。 二人のソルに見守られ(?)ながら、聖女として成長していくセレナだが ソルの将来のため、俺様ソルは消えてしまうことに寂しい気持ちを持っていた。 一方、王位継承権をかけたレースにも動きがあり――! ナーバナ王国の未来を担う、聖女と王子の物語、大団円の第2巻!