子供を持たないことを決めた愛実と勇太の夫婦。 パンデミックのさなかに愛犬・麦を失い、ペットロスを乗り越え、 聴覚障害のある子犬・さくらを飼い始めることに。 目や手、床を叩く振動で意思疎通する新生活がスタートすると、外に出づらい愛実の代わりに散歩をする勇太のおかげで、さくらはすっかりパパっ子になったが――。 犬の生きるスピードと、人間の生きるスピード。 1分1秒でも長く隣で歩きたい! 犬と暮らす喜びを伝える感動読み切り!
©Nobuko Hama
ハッピー!ハッピー♪ 波間信子短編集
ハッピー!