「クソみてーな生き方したらクソみてーな映画になんだからな」平成初期、息の詰まる片田舎で生きる龍司と竜吉には夢があった。俳優と映画監督、それが二人の夢。しかし、親のせいか世界のせいか、龍司はヤクザになってしまう。ダメになりかけた時、竜吉の提案で二人は1本の映画を撮ることに。内容はヤクザとしての龍司の人生。人生まるまる映画に収めて、クソみたいな世界に突きつけてやる。二人だけの一生に一度の大芝居。