「やっと見つけた。……今度は逃がさないよ?」 女性ながら騎士団長に上りつめたフェイルリーナは、 妹に婚約者を奪われてしまう。 優しかったはずの婚約者の捨て台詞は、“女としての魅力を感じない”だった。 ショックから処女を捨てようと仮面の夜会に参加したフェイルリーナは、 仮面越しでもわかる美貌の男と一夜限りの関係で抱き合った、はずが―― 翌日訪ねて来たのは、その夜の仮名で自分を呼ぶ、王国最強の魔術師団長で…!? 秘密の溺愛ファンタジー、第1巻!