「透析を止めた日」既刊・関連作品一覧
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「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」
なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?
どうして、「緩和ケア」を受けることさえできないのか?
10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。
その壮絶な最期を看取った著者による、息をのむ医療ノンフィクション!
<序章>より
「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、
どう対処すればいいのか途方に暮れた。
医師に問うても、答えは返ってこない。
私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、
とことん透析をまわし続ける道しか示されなかった。
そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。
それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。
なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。
なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。
医療とは、いったい誰のためのものなのか」
<目次>
序章
《第一部》
第1章 長期透析患者の苦悩
第2章 腎臓移植という希望
第3章 移植腎の「実力」
第4章 透析の限界
第5章 透析を止めた日
《第二部》
第6章 巨大医療ビジネス市場の現在地
第7章 透析患者と緩和ケア
第8章 腹膜透析という選択肢
第9章 納得して看取る
献体――あとがき
解説 南学正臣(日本腎臓学会理事長)
お知らせ・ニュース
お知らせ
トークイベント『なぜ、がん患者以外、緩和ケアを受けることができないのか? 』のお知らせ
◆日時:2025年1月18日(土)15:00~17:00
◆会場:隆祥館書店(大阪市中央区安堂寺町1-3-4)、オンライン
◆費用:
・会場参加+書籍『透析を止めた日』 3,850円
・オンライン参加+書籍『透析を止めた日』 3,950円
・会場参加 2,480円
・オンライン参加 1,850円
※詳細につきましては、リンク先のこのイベントのお知らせページをご確認ください。
◆会場:隆祥館書店(大阪市中央区安堂寺町1-3-4)、オンライン
◆費用:
・会場参加+書籍『透析を止めた日』 3,850円
・オンライン参加+書籍『透析を止めた日』 3,950円
・会場参加 2,480円
・オンライン参加 1,850円
※詳細につきましては、リンク先のこのイベントのお知らせページをご確認ください。
特集・レビュー
どう死ねばよいのか分からなかった──透析を止めた夫。看取った著者。息をのむ医療ノンフィクション!
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