世界で一番ひそやかなアーケードには、ひと癖ある店主たちが軒を連ねる。そして、彼らを見守る大家の「わたし」は、今日もお客様をお出迎え。でも、なぜだかお客様は皆、「死」のにおいが。この理由はアーケードにある!? 今回のお客様は、足繁くアーケードの休憩室に通う紳士。どうやら目的は買い物でなく、そこにある百科事典のようで…。同名のコミックス1巻所収の第2話「百科事典少女」および第3話「兎夫人」を収録。