大国の強国・大秦に滅ぼされた日薙嶌国。奴隷として生きる日薙人のもとに、皇家の遺子・楠昴皇子が帰還する。ただ一人、速布叉だけはその正体が少女だと見破るが、仕える覚悟を決める。復活した秘伝の武器・東弓を手にし、逆襲を始めた日薙嶌国軍。山人集落と合流し、破竹の勢いで新拠点・風早郷を奪取する。そして、兆将軍率いる第四州軍をおびき出すのであった。飄々とした風貌に反し、一流の将たる兆は、様々な策を講じて嶌国軍を攻撃する。だが、皇子はそれを凌駕する知略を発揮。非戦闘員も動員し、第四州軍の撃退に成功する。そして、敗走しながらも再戦を誓う兆を、速布叉たちは更に追い詰める。
第四州軍をおびき出した、日薙嶌国。率いる将・兆は、飄々とした風貌に反し、一流の器を持ち、一筋縄にいく相手ではなかった。だが、皇子はそれを凌駕する知略を発揮。非戦闘員をも動員し、撃退に成功する。だが、大将軍・陶は、ひるむどころか、悪魔的頭脳を駆使して、皇子たち日薙人たちを、新たなる戦いへと誘う。それはすべてを破滅に導く、恐るべき策略だった…!!
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