黒須神社から去ったと思われていた神・ククリ媛が突然現れた。彼女は神力を失ってはいたが、ずっと真人たちのことを視ていたという。神力を取り戻し復活を願うククリ媛を想い、真人は祭りの開催を決意する。一方、ククリが戻れば真人は去ってしまうのではと千鳥の心は揺れる。祭りの準備を進めていくごとに見える、黒須神社とククリそして千鳥の秘密……その時、厄神とも違う謎の影が街を襲う! 影の出現はククリ媛と関係が!?
黒須神社に鎮座していた神・ククリ姫が真人の前に現れた。彼女は力を失っただけで、神社を去ったわけではないと言い、ククリ姫は自分の完全復活のために祭りを行ってほしいと真人に懇願する。だが彼女が戻れば真人はどうなるのか、真人自身はどう思っているのか。さまざまな不安を抱き千鳥の心は揺れ動く。真人が祭りの準備を進めていくと、黒須神社と千鳥に隠された過去が明らかに……。同時に、災厄とも違う謎の妖しい影が街を襲う。その影の正体は厄神以上に厄介なものだった! 第2回講談社ラノベ文庫新人賞大賞作品完結編!
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