別れた女の服を着て、夜の町を歩き男の視線を浴びる快感にはまった松岡。 ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。 不器用でトロいと悪評の寛末だったが、その純粋な愛に惹かれた松岡は 「女装」のまま逢瀬を重ね、ついには恋の告白を受ける。 もう会わない。もう会えない――。初めて知った自分の想いに、松岡は…? 叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作、 若手実力作家による待望コミカライズ!