「ノーラ! 君との婚約は白紙にさせてもらう!」
嵐の日。私ノーラは、
第一王子のレオナルトに婚約破棄を言い渡されてしまう。
どうやら彼は真実の愛とやらを見つけて、
エリーザ伯爵令嬢と婚約するらしい。
しかも私はそのまま、冷酷無比と噂の
第七王子アシュトンとの婚約を押し付けられてしまった。
怖い人と聞いていたけど、私の前に現れたのは漆黒の髪の美しい男。
さらに私は決闘でアシュトンを負かしてしまい、彼に気に入られる。
どうなることかと思ったけど、アシュトンはすごく優しく、
街の人々から慕われている王子であった――。
アシュトンに溺愛され、充実した日々を送っていたある日。
エリーザ令嬢が「話が違う!」と怒鳴りにきた。
え? 知らなかったの? 彼は……。
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