「今回は事件の解決というより、後始末になるかもしれないな――」
――婚約者が消えてしまった――
狐につままれたような顔で設楽幸作は語った。
半年ほど前に婚約をした女性からの連絡が突如途絶えてしまったのだという。
心配になった幸作は彼女の家を訪ねるも「我が家に娘などいない」と追い返されてしまう。
混乱する設楽、しかし手元には彼女からの手紙がしっかりと残っている。
忽然と姿を消した婚約者は果たして本当に存在していたのか――?
途方にくれた幸作は、中禅寺先生に婚約者の捜索を依頼したのだったが……。
ミステリ×怪異×青春コミックス第8弾!!
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