孤児であるメアリーは、他人の髪色をコピーできる特殊能力を授かったことをきっかけに、ある人に雇われることに。 その日から厳しい淑女教育に耐え、 気づけばグランベルグ王国の末王女・レオノーラの影武者兼侍女として忙しい日々を過ごしていた。 そんなある日、セブスブルク辺境伯嫡男・アルベルトがレオノーラの婚約者候補として決まったが、 どうしても王族と結婚したいレオノーラはメアリーに、 自分の影武者として彼に会い、そのうえ婚約破棄のために瑕疵を探すよう命じる。 “レオノーラ”としてアルベルトの前に立ちながら欠点を探すメアリーだったが、 彼は想像以上に優しく誠実で……!? 不遇な少女と無骨だけど誠実な辺境伯嫡男が織りなす、 王道・身代わりシンデレラストーリー!
©まさき・玉木とらこ/講談社