他人の髪色をコピーする特殊能力を持つメアリーは、グランベルク王国の末王女・レオノーラの影武者をしながら、彼女の婚約者候補・アルベルトとの婚約破棄のため、アルベルトの欠点を探すよう命じられる。 欠点が見つからずに過ぎる日々の中、 隣国の第四皇子・セドリックがグランベルク王国に数日滞在することに。 セドリックに恋に落ちたレオノーラだったが、 彼の帰国日が近づくほど、アルベルトの欠点探しに難航しているメアリーへの苛立ちが増すばかり。 ついにアルベルトを婚約者候補から外し、嵌める謀略を自ら動かし始めて―――!?
©まさき・玉木とらこ/講談社